〈トーテム・ワーム〉は、一見するとかなり強そうに見えるが、実際は使いどころが難しいカードである。
まず、注目すべきは、2つ目の戦闘で破壊されたらタイプ「神話」をサーチである。
2025年8月に〈星天の墜落〉が登場したことで、初めてスペルカードをサーチできるようになった。
これにより、〈神龍の巫女〉軸にした場合、〈灼熱の大蛇 オロチ〉と合わせて、ドラゴンユニットとスペルのどちらもサーチ可能となった点は非常に優秀。
また、トーテム捲りという考え方があり、〈血の契約〉で〈トーテム・ワーム〉、その後〈星天の墜落〉をサーチすれば、パートナーがLv1以下の場合、魔力5で全体破壊で捲れるまである。
逆に相手からすれば、〈トーテム・ワーム〉が見えた時点で、そのムーブを警戒しなければならない。
感覚的には、〈トーテム・ワーム〉が破壊されてもサーチできるためディスアドがないと感じる。
また、一つ目の効果で〈海統龍 バハムート〉をコピーすれば攻防1000と破格のステータスを得ることができる。
効果で召喚できないため、〈復活〉などで釣ることはできないが、かなり破格のスペックに見える。
しかし、実際に環境では使われていないし、〈トーテム・ワーム〉を軸に戦うデッキは殆ど存在しない。
理由①
効果を使えば相手に戦闘ダメージを与えられないという点が、あまりにも致命的である。
これはつまり、相手のユニットゾーンのユニットを破壊するだけという事である。
Lv2で考えた場合、〈氷結〉などもっと使い勝手の良いカードも多く、奇襲性が少なく、少なくとも捨て札に神話がいないと使えない〈トーテム・ワーム〉は微妙になってしまう。
理由②
そもそもデッキの枠がない。
サーチ効果が優秀ではあるが、まず召喚しなければならない。そして、破壊されてサーチするという流れだが、これはつまり「召喚権」と「魔力2」を使って神話カードをサーチしただけである。
しかも、1ターンのラグがあるし、相手が攻撃してこないパターンもあり得る。
理由③
〈トーテム・ワーム〉が効果によりダメージを与えられないため、フィニッシャーにはなりえない。
そう考えると、後半に引いたとしても、相手ユニットを処理できるが押し込む能力は無いに等しい。
また、防御力が0のため、パートナーを攻撃した場合、打点が100あった時点で反撃で破壊されるし、現在タイプ「岩石,虫」でいい感じのパートナーもいないため、同時攻撃もできない。
理由④
効果による召喚ができないため、使い回すことができない。現状では、〈出土〉で手札に戻し再度召喚という流れだが、そこまでやっても相手にダメージが入らないため圧力がかからないのである。
理由⑤
同時攻撃に弱い。効果を使えば、反撃で破壊できるように見えるが、同時攻撃された場合ステータスアップをしてもダメージが入らないため、結局捨て札の神話が隔離されるだけである。
また、維持したところで、リターンで魔力を得てもLv2のため、魔力の伸びが悪い。(魔力が伸びても7までの為、手間の割には闇デッキの伸びと変わらないのである)
正直、魔力の伸びだけで言えば、同じステータスでもLv3以上の方が活用があったかもしれない。
ここまで悪い点を多く書いたが、実はよい点もある。それが〈幸福の運び手 メル〉と同じく、初動1ターン目だけ役に立てばいいである。
デッキに〈トーテム・ワーム〉を1枚だけ採用し、〈血の契約〉を3枚投入。初動だけサーチして召喚しておけば、先行では立てておけば壁&サーチ。後攻では、攻撃もできるため、盤面が作りやすい。
また、サーチ先に〈星天の墜落〉があるため、相手に握っているのを見せておけば、警戒せざる負えなくなる。
メインギミックにはならないが、立ち上がりのカードとしてはかなり優秀である。
また、おまけとして神話のユニットでも入れておけば、後半に上級ユニット処理札として活躍という可能背もでてくるであろう。
ちなみに、〈トーテム・ワーム〉はエラッタされており、エラッタ前は「風」「水」「火」「地」の4属性がついており、効果による召喚も可能であったため、歴代クロユニ壊れカードトップ5には入るレベルだった。





























